ポスター印刷のコラム記事

ポスターとして視認性をアップさせ,短時間にインパクトを与えるための要素

ポスターの目的は、CDの初回限定盤につけたりして販促に使ったり、または飾る事を目的にしたポスターもあるかと思います。アイドルや著名な絵のポスターなどがそれにあたります。これらの目的は、精神的な満足感が大きいです。

しかし、商業目的や何かを訴えかけたいポスター(啓蒙のためのものなど、いじめ防止や犯罪防止など、、、)の場合には見てもらわないと話が始らないのは言うまでもありません。見てもらえないポスターは、何枚掲示しようと存在しないと同じ物なのです。

では、まずその初めのハードルを越えるためにはどうすればいいのでしょうか?お金があれば、超有名なスーパーアイドル、例えば嵐やSMAPといった人達を使えば解決するでしょう。しかし、そんなことができるのは一握りのケースだけだと思います。

視認性をアップする、いかにアイキャッチを強くするかが勝負だと思います。つまりは、いかに短時間にインパクトのある印象を伝える事が出来るかが勝負なのです。

視認性UPのためには、色も重要になってきます。色によるイメージは重要で、単純に赤は目立ちますが、警告などの意味合いもあります。緑は安心であったり、青は安定であったりします。季節によっても暖色か寒色を使うかで、そのポスターのイメージが180度違ってきます。夏は青や緑などの寒色系の色を中心にした方がいいですし、冬は暖色系オレンジやピンクや赤系などがいいと思います。

1つ1つの要素を精査しながら、最大限の効果ができように、文字の色や背景色などを決める事も視認性UPに大きな力添えをできると思います。でも、キャッチコピーなどのコンセプトがうまく出来ていないと元も子もありませんので、段階的にクリアしていく事が需要です。

ポスターには、人々を惹きつける魅力がなければいけません。基本的に、外を歩いている人の大半は何か目的があります。その時に、ふと目に入ったポスター(例えば駅構内に貼られているポスター)を意識するでしょうか。意識したとしても、せいぜい2、3秒です。自分の興味のあることであるならば10秒くらいでしょう。そしてその後、一生そのポスターを思い出さない可能性が高いです。
歩いていればポスター以上にインパクトのある物など、たくさんあります。例えば、すれ違う人、駅の構内放送、車、などなど・・・。これらは全て動きや変化のあるものです。人はついつい、動きのある物に集中してしまいがちです。外を歩いている時に、木や電柱よりも、他の歩いている人や鳥などに注意が向くはずです。
その中で、動きのないポスターを人々の目に止めさせるためには、それなりのインパクトが大事です。”良い意味で浮く”ような要素が必要でしょう。
特に最近では、色々な広告が立ち並び、デジタルサイネージなどの広告が増えてきました。このような時代に、ポスターが注目されるために必要なのは、「派手さ」ではなく、「無機質感」ではないでしょうか。街中を歩いていれば、様々な媒体が目に飛び込んできます。簡単に言ってしまえば、「ゴチャゴチャ」しているのです。そこで、何かシュッとしているような、心のゆとりを感じるような物が目に入ったら、おそらくその物に興味が向くはずです。他の豪華でうるさい物を差し置いて。
広告の媒体がだんだんと進化しているので、ポスターの役目が徐々に少なくなってきているのは事実です。しかし、ポスターのように、限られた表現手段でこそ力を発揮できることがあるはずです。そこを上手く利用できれば、広告の効果を最大限に感じることができるでしょう。

ポスターは宣伝やアイドルのグッズなどに幅広く使われていますが、宣伝で使用する場合には人の目にとまるポスターでなければ多くの人に見てもらえないので宣伝している効果が薄くなります。
そこで人の目にとまるようにするには、インパクトを残す必要があります。例えば文字中心のポスターだとあまり見てくれない事が多いです。しかし写真が大きく載っているポスターは見てくれる人が多くなります。つまり文字よりも写真の方がインパクトがあり、見てくれるというわけです。
また文字は大きい方が良いです。小さいですと読みにくいですのであまり読んでもらえないです。逆に文字が大きいとインパクトもあり読みやすいという事で人の目にとまります。
あとは色彩も大事になってきます。明るい色の方が目立つ事になるので気づいてくれますし良いです。
以上のように人の目にとまるインパクトのあるポスターの要素は、写真が大きい、文字が大きい、色彩が明るいということになってくると思います。