ポスター印刷のコラム記事

ポスターの制作において大切な、内容による「グループ化」

通常は1枚のポスターで表現するものは1つであることが望ましいといえます。なぜなら、複数のものを表示するとそれだけ印象が薄くなって、見た目にインパクトが弱くなってしまうからです。

しかし、場合によっては複数の内容を載せなければならないこともあります。1枚のポスター紙面に複数のものを配置して表現したい場合、それらを上手にグループ化して分けておくなどの工夫をしなければ、一見して混乱を招いてしまいます。このグループ化するための手法としてはいくつかありますが、まずは内容でグループ化することからご紹介したいと思います。

例えば、AとBという2つの内容を1枚のポスターで表現したい時のことを考えてみます。パーツとして、Aの写真、Aのタイトル、Aのコピー文、Aの具体的な特徴を示す文などがある場合、これらを全て近くに配置します。一方、Bの写真、Bのタイトル、Bのコピー文、Bの具体的な特徴を示す文をひとまとめにして、これらを近くに配置するのです。

上手に見せるコツとしてはAのグループとBのグループを紙面の中である程度離して配置することが大切です。もし、これらが配置の上で入り組んでいると、見た目に非常にまぎらわしく、誤解を招きます

また、コピー文はあまり目立たせないように、タイトルの上部などに小さく配置しましょう。もしコピー文の文字が大きいと、一見してどちらがタイトルでどちらがコピー文かが見分けがつきにくく、見た側に対してあまりインパクトを与えることができません。

これがポスター制作時において大切な「内容によるグループ化」です。