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Illustratorでベジェ曲線を上手に引くポイントはアンカーポイントの配置場所

Illustratorでイラスト作成や画像編集、トレースをするのに必要不可欠なツール、ベジェ曲線。ベジェ曲線を使いこなすことが、Illustrator習得の第一歩といってもいいでしょう。

ベジェ曲線には、何もないところから図形を描く、手書きのイラスをPCに取り込んでトレースする、写真やイラストをPCに取り込んで必要な部分を切り抜く、など、いくつもの使い道があります。

ベジェ曲線を上手に引くポイントは、アンカーポイントをどこに配置するかにかかっています。ベジェ曲線に慣れるまでは必要以上にアンカーポイントを打ってしまいがちですが、慣れてくるとどの位置にアンカーポイントを打てばいいのか、自然と理解できるようになります。

アンカーポイントが多すぎると画像編集に時間がかかりますが、最小限、効果的な場所にアンカーポイントを打てるようになれば、作業能率はぐんと上がります。アンカーポイントが必要な箇所は、図形の始まる始点と終点、その間を結ぶいくつかの点です。図形が複雑になればなるほど、アンカーポイントの数は多くなります。

アンカーポイントの始点と終点が重なると、1つの閉じた図形ができあがります。これをクローズドパスと呼びます。これに対して始点と終点が重ならない図形をオープンパスといいます。

アンカーポイントとアンカーポイントをつなぐ線を滑らかにつなぐ線がセグメントです。セグメントの方向性と強さを決めるのが方向線です。セグメントと方向線を駆使すれば、1本の線から様々な図形が生まれます。

ベジェ曲線を自由に使いこなして、きれいなデザインデータを作成できるようになりましょう。