初めてポスターを制作する際に気をつけるべき3つの点

最近ではデザインソフトの普及により、誰でも気軽に簡単にポスターなどの印刷物を作る事ができるようになりました。昔であれば、プロのデザイナーに依頼しなければ作ることができなかったのが、素人でもそれなりの物を作る事ができます。ただし、素人がポスター印刷をする場合、気をつけなければならないことがいくつかあります。

[注意点 1]
一つ目は著作権をしっかりと守るということです。今やインターネット上から様々なイラストや写真を取得することができます。そうしたインターネット上から取ってきたイラストや写真をポスターに使用すれば見栄えの良いものができあがることでしょう。ですが、著作権フリーのものを使用しているのであれば問題ありませんが、そうでないものである場合、著作権違反となります。自分で作ったイラストや写真でないものを使用する場合は、著作権に反しないかまずは確認することに気をつけましょう。

[注意点 2]
二つ目は印刷のルールをしっかりと守るということです。ポスター印刷を行う場合、まず気をつけなければならないのは、色の設定がきちんとCMYKで設定されているかということです。RGBなどを使用している場合、印刷すると色がまったく違うということも発生します。印刷物を作る場合、CMYKで作る事は必須です。

[注意点 3]
三つ目は、きちんとトンボを設定しているかということです。ポスター印刷をする場合、どうしても周りのふちで印刷できない部分が発生してしまいます。その事故を防ぐためにもトンボをつけるようにしましょう。

以上の三つの点は必要最小限として注意すれば、初めてでもポスター制作の失敗は多くの場合避けることができるでしょう。

ポスターはパソコンやプリンターがない時代なら手書き以外はデザイン会社や印刷会社にお願いして作ってもらうというのがパターンでした。今では各家庭や会社でパソコンとプリンターまたグラフィックソフトなども揃っているのでポスターそのもを自分で作って印刷まで出来ていしまいます。
しかし、自分でできる範囲というのも限られています。プリンターで出力できるインクのタイプも限られていますし、出力できる大きさも限られています。そういう意味で現在でもポスターの多くを外注する場合というのも多いのも確かです。
以前のようにデザインから全てを外注に頼むのでしたらそれほど問題ないですが、ある程度自分でパソコンで作ったデータを印刷だけ外注するときは注意が必要です。各印刷会社によって持ち込むデータの使用ソフトや保存形式、三色分解についてなど注意事項があるので、それらに則してデータを保存して渡す必要があります。

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