ポスターの作り方はその目的や使用方法によって異なるもの

ポスターには印象に残るフレーズやイラストが必要

同じ広告ポスターであっても店内や電車の中吊りなどにある程度時間をかけてみられるようなポスターは細かい文章やデザインであったりするのですが、伝えたいような内容やシーンによって、いろいろな種類のものがあるのです。そして見る時間が長いといって、細かいデザインが良いとは限らないのです。
そして、印象に残るようなフレーズやイラストや写真であった方が、何かと長く記憶されてきます。近年はSNSで簡単に情報共有がなされているものなどや、面白いポスターは撮影されて、クローズな宣伝ものであっても、世界的に広まってしまうこととなります。
また、誰でも簡単に作れて、いろいろな形で目にできるような状況を考えてみれば、ポスター印刷よりも質の高さやオリジナリティーを求められるような時代になっているといったことがわかります。
最近はなんでもネットで可能になっていますが、いろいろな催しや行事の告知もネットで行っていけるのです。さらに全国どこからでも興味があればアクセスできるような利便性があるのです。そしてモノやサービスの宣伝もネット上にたくさん氾濫しています。

ポスターに多くの文字を詰め込むのは逆効果の場合がある

ポスターで商品をわかりやすく説明していくためには、ある程度の文章量が必要になってきますが、こうしたときにたくさんの文字を小さいスペースに詰め込めば文章も読みづらくなってきて、必要な情報が伝わらなくなってくるのです。
そして文字の幅を狭くし、無理やり詰め込むといったことも避けていくといったことが大事です。読んでもらいたい情報は読みやすさを考えてレイアウトしてみるといったことがいいのです。

伝えたい点だけをクローズアップさせる

それと同じように、写真を取り扱っていくような時でも必要以上に小さくしてしまったり、縦横を変形してレイアウトスペースに収めるといったことはよくないのです。
また、どうしてもスペースに収まらないようなことがあれば、写真で伝えたいような部分だけを切り抜き、クローズアップしてみるようにしてみましょう。そしてこれをトリミングと言って、こうした点に注意してみてポスターをレイアウトしてみれば情報を正しく伝えるようなことが可能です。

ポスターの利用目的とは、視覚で訴えたいことをしっかりとPRすることです。言い換えれば、パッと見ただけでどういった内容を訴えたいのかわからなければいけないといえます。雑誌や新聞といった印刷物の場合は、相手に読ませて訴えます。ポスターは相手に見せて訴えるわけです。ポスター印刷を行う場合は、デザイン構成をしっかりと行う必要があるわけです。
一般的に、ポスターのデザインを構成する場合、まずキャッチフレーズを考えます。キャッチフレーズは長々としたものよりも、短くてわかりやすいものを考えなくてはなりません。例えばAショッピングセンターのサマーセールのポスターを作りたい場合。「Aショッピングセンターのサマーセールがいよいよ開始!」といったキャッチフレーズよりも「サマーセールスタート!」と、できるだけ必要な部分だけをPRする方が訴求力は高まります。
もうひとつは色をしっかりとバランスよく配色するということも大切です。あまりいろいろな色を使いすぎると統一感がなくなってしまい、全体的にメリハリのないポスターに仕上がってしまします。色は同色系で統一するのが一番理想的で、応用として同色系に1カラーポイントとして使用することで訴求力を高めるといった方法が良いポスターを作りコツです。
このようにポスター印刷の世界は様々なノウハウが求められますが、それらを駆使することで訴求力は何倍にも高まります。最近ではこうしたノウハウを集めた本も数多く販売されており参考にすることが大切です。

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