ポスターは多くの人の視覚に訴え,強力な印象を残すのに最適

商品の販売促進のツールとしては、最近はインターネットサイトの広告やテレビCMなどが優先されます。が、人間の視覚にダイレクトに訴え、強力な印象を残すもの、それはポスターです。

街角や駅の構内で、先入観なし、予期せぬ時に突然視覚に飛び込んでくるポスター。その新鮮な驚きが商品イメージと結びついた時、脳にはその商品の名前やロゴが深く刻まれ、強く印象に残るのです。ポスター全体が商品の思想をセンス良く、余すところなく体現していると、一層効果的です。

写真やデザインは視覚を通して一度人間の脳に印象づけられると、薄れてしまうまでに時間がかかります。場合によっては何年も記憶に留まります。古書店で古いポスターが高値で取引されていることからも、そのことは明らかです。

次々と流れて行くテレビCMよりも、視覚に訴えるポスターは印象に残りやすいとも言えるでしょう。動画重視の傾向は人間の肉眼の視覚への訴求効果というものを、まさに死角化してしまっているのではないでしょうか。勿体ないことです。

アナログ特有の個性。それこそがポスターの強みなのです。

国内の至る所にポスターが貼られています。啓蒙のポスターあり、商品の宣伝ポスターあり、そして時期限定のイベントポスターなどが溢れています。わたしたち一般人がポスターに接する機会が一番多いのが、駅に行き、電車に乗って出かける時でしょう。
コンコースを歩くとJRのポスターが視覚に飛び込んできます。ポスターのサイズはよく分かりませんが、新聞紙見開き位の大きさでしょうか。京都などの観光地を案内するポスターが多いですが、新幹線の案内や割引切符の案内などが視覚に訴えるようにいっぱい貼ってあります。そこに人の顔でも写っているようなら、じっと見つめられるような感じで歩くことになります。
古くは「デイスカバー・ジャパン」や「そうだ、京都へ行こう」などのインパクトの強い、言葉の語呂が良いポスターが印象に残っています。ポスターを殺さないためにはいかにアピールするかということですが、これは大変難しいことだと感じます。しかし、わたしたちコンコースの通行人は、そのようなポスターが現れるのを待っているのです。
電車に乗ると中吊のポスターが目につきます。「日本一の高さのビル-あべのハルカスがオープン」とか、新歌舞伎座の公演の案内や系列の百貨店の売り出しなどのポスターが吊り下がっています。もちろん週刊誌の話題を載せたポスターが下がっている車両もあります。恐らく、ポスターを最も多く目にするのは駅と電車の中です。街の角々に貼られているポスターは、商売用のポスターが多いようです。
すべて、視覚に訴えて印象に残るようなデザインで構成されているのです。

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